3連休だったので、少し遠いところの百名山に登りに行くことにしました。
目指すは、東北の蔵王山です。
登山部に福島出身のメンバーがいるので、実家に泊まりに行っていいか?と尋ねると、ぜひ来てくれとの回答です。
そこで、その言葉に甘えて、初日は福島の友人の実家に行くと二しました。
高速で東北を目指しましたが、行く先は南相馬です。
東北の震災で一番被害を受けたところの1つで、行くのは初めての場所です。
高速を早めに降りて、震災の被害が大きかったところを通ることにしました。
原発の影響で避難地区に指定されていところは、いまだに主道路からの脇道には鉄柵がされており、侵入禁止です。
映画のシーンのように誰もいません。
本当にびっくりしました。
看板も、「津波浸水区間」などと大きく出ており、その区間の海側には建物がありません。
テレビでは何度も見ている福島の状況ですが、いざ来てみると思っていたよりもまだまだ復興できていませんね。
友人の家は、漁師で漁港のすぐ近くに住んでいます。
港も復旧しているので見に行くことに・・・
なんと、超~きれいな市場や港が出来上がっていました。
もともとここは港だったらしいのですが、津波で建物が全て流されていたそうです。
既に試験操業が開始されているらしいのですが、だれも本格的に漁をできないので、でると常に大漁。
やはり、魚も捕らないと、どんどん増えるんですね~
港では、釣りをしている人がたくさんいました。
家族連れ、夫婦、子供たちなど色々です。
網のようなものを縄に付けて、投げ込んでいるのでなんかな~と思って話しかけると・・・
なんと、ワタリガニ(渡り蟹)が大量に取れていました。
いやーすごい!!
元々は、このあたりでは渡り蟹なんて取れなかったそうですが、温暖化の影響で港からでもいくらでも獲れるそうです。
結局、東京を午前中に出発しましたが、道に迷ったりしながら、南相馬の友人の家に到着したので、夕方でした。
そして、友人宅へ
到着すると、すごいご馳走が用意されていました。
親が漁師という事もありますが、魚料理のオンパレードです。
いや~すごい!!
刺身です。
獲れたての刺身は、おいしいですね~
タコ、貝・・あとは、名前を忘れましたが、とにかく新鮮でおいしかったです。
食事をしながら、震災の話しを少ししましたが、本当に大変だったそうです。
しかし、ここの港は、大地震で津波が来ると予感したので、船を持っている家は、船を沖に持って行ったため、1隻も船を失なわなかったと言われてました。
3つの大きな津波を船で横切ったと言われてましたが、本当にすごい話でした。
そして、ワタリガニもいただきました。
むちゃくちゃデカイ上に、卵もたっぷりと入っていて、美味しかったです。
この渡り蟹も港から獲れたものらしく、夕方になると、水面をピチャピチャと泳いでいるので、簡単に捕まえる事が出来ると言われてました。
港も復旧し、来年からは本格操業となるので、楽しみという話を聞き、東日本大震災を忘れかけていた事を反省です。
〆はイカメシでした。
デパートの特産品市や、駅弁でしかた見たことがなく、食べるのも初めてでしたが、バリウマでした。
いい、福島の初日となりました。